2006年12月29日

時事通信記事とヒル・ノート履行期限についての考察

米民主党クリントン政権における対北朝鮮外交失敗の原因とも言える認識の甘さについて(;長い)の時事通信の記事は、一体どの勢力から何のために日本国民に対して報道されたのかを考えてみる。

12月28日6時0分配信 時事通信
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000187-jij-int
 【ワシントン27日時事】クリントン前米政権が、2000年10月のオルブライト国務長官(当時)の訪朝前に、北朝鮮のテロ支援国指定解除を真剣に検討、解除に極めて近い状況だったことが分かった。また、日本政府が拉致問題などを理由に、指定解除の阻止を図るなど、日米両国間で攻防が繰り広げられていた。複数の元米政府高官と日本政府関係者が27日までに明らかにした。 

明らかにしたのは、「複数の元米政府高官と日本政府関係者」とある。
これはクリントン政権と米民主党にとっての汚点とも言える記事だと思われる。
クリントン氏やオルブライト氏の周辺がわざわざそんな情報を流すのか、というとそれは考えにくい。
複数の元米政府高官として考えられるのは、対北朝鮮強硬派かもしくは安全保障の職務を担当していた当時の民主党政権における高官、かもしれない。
(この「元」というのが判断しにくいのだけれど)

このブログで追っているのは、ペリー元国防長官
ゲーツ現国防長官が唱えた当時の北朝鮮に対する限定空爆論を退けた人物であり、現在はその限定空爆論を唱えている急先鋒。
http://blue-diver.seesaa.net/article/29268703.html

記事には2000年10月とある。
日本政府関係者とは誰だろうか。


6 :蓮池透さん「新幹事長の政治手腕に驚いた」Voice12月号 :2005/07/18(月) 21:57:30 ID:dcI++/w/
10月7日、われわれ拉致被害者家族会は、自民党に新しく設置された「拉致問題
対策本部」の初会合に出席した。自民党にこのような部会ができるのは、これまで
ありえなかった話である。幹事長就任後、1週間あまりでそれを実現させた安倍氏
の行動力は、まさに驚嘆に値する。
 さらに驚いたのは、参加者の顔ぶれである。山崎拓副総裁、青木幹夫参院幹事長、
額賀福志郎政調会長をはじめ、いままで拉致問題に関心の高くなかったと思われる
自民党の幹部が出席したのである。
 会合自体も、具体論に終始する非常に内容の濃いものであった。しかも安倍氏の
手腕の優れているのは、自分で語ってしまうしまうのではなく、あえて家族にいわ
せたところである。安倍氏は家族に対し「万景峰号についてどう思いますか」と
質問し、われわれに思いを語らせた。さらには経済制裁についての意見を聞き、
家族が外為法の改正や船舶入港の制限を望んでいることを伝えさせた。拉致問題に
ついて興味をもって訊いてもらうには、安倍氏が自分で語るよりも、家族が語った
ほうが効果的である。それがわかっていて、自分は「黒子」に徹したのである。
 こうした安倍氏の優れた手腕は、過去にもさまざまな場面で発揮されてきた。
日朝国交正常化交渉にあたり「5人の家族の返還前提」という”既定事実”を作っ
たのも実は安倍氏である。当初政府は、正常化交渉を行うための前提条件など何も
考えていなかった。ところが安倍氏はメディアなどに対し、あたかも5人の家族の
返還が前提条件であるかのように繰り返し語った。こうした世論の空気を作り出し、
誰も文句をいえないような状況を整えたうえで、内閣の「拉致問題の専門委員会」
に諮って政府の正式な決定事項としたのである。
 この決定については、その後の幹事会でも再確認を行い、さらに幹事長就任後、
細田博之新官房副長官のもとで再々確認も行っており、細田氏には拉致被害者を
訪ねるよう要請もしている。安倍氏の確固たる決意がよく現れており、安倍氏に
対するわれわれの信頼は今後も揺るがないだろう。
 振り返れば昨年の小泉訪朝以来、安倍氏は一貫して、家族会や被害者の立場に
立ってこられた。とくに印象深いのは、昨年11月、中山恭子内閣官房参与ととも
に、被害者の自宅を訪問されたときである。


7 :蓮池透さん「新幹事長の政治手腕に驚いた」Voice12月号 :2005/07/18(月) 21:58:07 ID:dcI++/w/
 弟(薫)たち拉致被害者が帰国してすでに一年がたつが、その間訪ねてこられた
のは、このお二人しかいない。被害者の環境や心理状態などを慮り、彼らを励ます
には、直接出向くのがベストと判断されただろう。
 そして安倍氏は弟たちに「お子さんの安全は保障されている。もし北朝鮮が
何かやったら、こちらにも考えがある」と明言されたのである。この言葉に
よって、弟たちはどれほど安心できたかしれない。同時に、安倍氏を信頼に
たる人物とみなしたのである。
 拉致被害者が小泉首相に会うため上京し、ホテルに泊まったときにもこんなこと
があった。当時は、「支援室」を外務省と官邸のどちらにつくるのかでもめており、
拉致被害者の宿泊費もどちらが出すのか、なかなか決まらなかった。結局、外務省
の外郭団体が出すことになったのだが、当初聞いていたのは宿泊費と朝食代までは
出るけれど、冷蔵庫や電話の利用料、昼食、夕食代は出ないと言うものであった。
 拉致被害者に対し、あまりに冷たい態度、と家族会は大いに憤慨したが、翌日
ホテルをチェックアウトするときである。昼食代を払おうとすると、すべて
「けっこうです」というのである。ふしぎに思って請求先を尋ねると、「安倍晋三
事務所です」という答えが返って来た。家族に負担をかけさせまいという心遣い
にも驚いたが、そのお金を内閣官房ではなく、一議員として負担されていたよう
である。ますます安倍氏の人柄を見る思いであった。
 その後も事あるごとに、安倍氏はわれわれに気配りを示してくれた。日米首脳
会談や、六カ国協議の後も、たとえ進展がなくても家族会の人々を呼んで説明して
くれる。拉致被害者5人が新潟のホテルに集まったときも訪ねてこられ、総理宛
の5人の手紙を託されてくださった。
 いまや弟の安倍氏への信頼は絶対的なもので、何かあればまず中山参与に電話し、
それでも駄目なら安倍氏に電話するようになっている。安倍氏に相談する事が身についているのである。
 最後に私事になるが、安倍氏と私は昭和29年、昭和30年生まれ、と年こそ違う
が同学年である。それもあって安倍氏は他人という気がしない。幹事長就任にとも
ない、いよいよ拉致問題に力を発揮されることだろう。私も及ばずながら一緒に
頑張って行きたいと思っている。(了)


8 :無党派さん :2005/07/18(月) 21:58:48 ID:dcI++/w/
拉致被害家族「安倍副長官が心の支え」(ZAKZAK 2002/10/01)
めぐみさんの父「一番信頼できる人」
ttp://web.archive.org/web/20030619150310/www.zakzak.co.jp/top/t-2002_10/3t2002100102.html

「安倍さんしかいない」−。北朝鮮による不条理で酷(むご)い拉致事件の真相究明に
当たった政府調査団が1日夜に帰国し、2日に『運命の結果』が被害者家族に伝えられる。
弱腰続きの日朝外交で、家族が心の底から信頼する政治家がいる。安倍晋三官房副長官(48)
で、長い間、激励と支援を続ける。家族が一斉に、未確認のまま安否情報を伝えた政府や
外務省に不信感を募らせるなか、安倍副長官の存在が「心の拠所(よりどころ)」になっている。
 「今後も(拉致被害者家族との)窓口を安倍晋三官房副長官としていただきたい」
 訪朝から10日。小泉純一郎首相と被害者家族との面会がようやく実現した先月27日、
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が首相に提出した要望書の5つ目に、こんな文言がある。
 悪いことならともかく、良いことで個人が名指しされるのは異例。裏を返せば、家族の信頼が
厚い証明ともいえる。
(中略)
 安倍副長官の人柄について、横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父で、家族連絡会の
代表を務める横田滋さん(69)は、夕刊フジの取材に「一番信頼のできる方」と話す。
 拉致問題で安倍副長官とかかわり合いになったのは、「5、6年前ごろからだ」という。
 有本恵子さん=同(23)=の件など、「随分昔から拉致問題に取り組んでいて詳しい」。
家族や支援者も安心感を抱く。
 超党派の拉致議連のメンバーがとかく口だけだったのに対し、家族が外務省や自民党前で
座り込みをして支援を呼びかけたときも、安倍副長官は「僕らも頑張りますから」と励まし続けた。
 「不審船の問題でも、横断的なプロジェクトチームを作ったり、我々の要望もよく聞いて
くれる。訪朝の際も、安倍副長官が同行することで安心していた」と滋さん。
 「先日の首相との面会のときにも、要請については、首相からの答えはなかったが、安倍
さんから答えをいただいた」
 被害者家族の信頼を一心に背負う安倍副長官。拉致問題の全面解決に向け、家族の期待が
大きくのしかかっている。

安倍総理は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89
2000年7月:第2次森改造内閣で官房副長官に就任
とある。
普通に考えて安倍総理周辺のように思える。

http://blue-diver.seesaa.net/article/17809043.html

前回の5月の時事通信報道はどうだったのかというと、
「小泉訪朝」
「ブッシュ大統領による小泉総理へのウラン濃縮計画の伝達」

「不審船事件」
が現在進行形の事件として絡んできた。

その後起こったことは、
「ミサイル発射実験」
「国連安保理決議」
そして
「PSI」

では今回はというと、
「拉致問題」
「クリントン政権による核問題対応の失敗」

時事通信には、「27日までに明らかにした」とある。
2006年12月27日のニュースはというと、


更新2006年12月27日 09:59米国東部時間
米、2カ月内の完了要求 核放棄へ初期段階の措置
ttp://www.usfl.com/Daily/News/06/12/1227_003.asp?id=51970 休会となった北朝鮮核問題をめぐる第5回6カ国協議で、米国が核放棄に向けた初期段階の措置とした核施設凍結と査察受け入れについて、1カ月半から遅くとも2カ月以内に完了させるよう北朝鮮に求めていたことが27日分かった。米朝関係筋が明らかにした。

 米国は北朝鮮の核放棄や米朝関係正常化などをうたった昨年9月の共同声明に関し、ブッシュ政権の任期が実質的に切れる2008年中の履行を目指す方針。初期段階の措置の完了目標も、この方針に沿って提案されたとみられるが、北朝鮮は「核放棄の論議は、金融制裁の解除が前提」との立場を崩さず、初期段階の措置をめぐる議論はすれ違いに終わったという。

 北朝鮮は来年1月に再開する見通しの米国との金融制裁協議で、同制裁解除に向けた道筋が示されるかどうかによって今後の対応を判断するとみられ、核問題と金融制裁を切り離そうとする米国との駆け引き次第で、6カ国協議の再開調整が難航する懸念もある。

 別の協議筋によると今回、6カ国協議と並行して行われた米朝の金融制裁協議は、制裁の舞台となったマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」の北朝鮮関連口座に対する調査状況、米国の金融監視システムや関連の法制度の説明に大半の時間が割かれた。(共同)

今の問題は、
「6者協議の機能停止」
「金融制裁解除」
「核施設廃棄」
「ヒル・ノート履行期限」

ここで
「限定空爆」
に繋がるようなピースが出るようだと、強引な解釈とは言い切れなくなってくるのだけれど、現状では「複数の元米政府高官」がどういった勢力でどういった考えを持つのかが分からない。
やはり現状では強引な解釈で与太話の域を出ない。
posted by     at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | individual intelligence warfare | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ。

オルブライト元国務長官の2006年の発言を読む限り、どうやら、彼女は当時の選択が間違っていたとは考えていないようですね。

米民主党は、北朝鮮を懐柔することは可能であると考えているような気がします。

<オルブライト元国務長官、北朝鮮問題について語る。>
http://koramu.com/seiji/albright.html
Posted by コラム.com at 2007年01月02日 01:54
>コラム.com 様

興味深いお話、ありがとうございました。
私が以前、日高義樹さんの講演で聞いた裏話では、小泉訪朝時には小泉総理を待たせて金正日が部下に接するような演出をしたそうですけれども、オルブライト氏の訪朝時には中国首脳と会うときと同じく、頭をペコペコさせながら尻尾を振っていたそうです。あとマスゲームでの歓待など。

『リベラルたちの背信』(アン・コールター著)からいくつか抜粋しますと、
オルブライト
「北朝鮮が危険であることは承知しているが、これら三国(イラン・イラク・北朝鮮)を一緒くたにするのは危険である」
「政権を去るときには、[北朝鮮に]ミサイル技術の輸出をやめさせる明確な同意の可能性を残しておいたのに」

北朝鮮が核開発計画を実行に移したのは「1990年代の後半」とされていますから、アン・コールターが書いている「この『米朝枠組み合意』に調印しておよそ6秒後には、北朝鮮は核爆弾の製造に余念がなかった」ということも誇張ではないのかもしれません。

北朝鮮、6カ国協議で平然とうそ「核兵器保有せず」
ttp://www.sankei.co.jp/news/061025/kok005.htm
 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米代表団の一員だったデビッド・ストラウブ元国務省朝鮮部長は24日、ワシントン市内でのシンポジウムで、北朝鮮が同協議のなかで、核問題に関して平然とうそをついていたことを明らかにした。

 同氏によると、2004年6月、北京で行われた第3回6カ国協議の際に行われた米朝協議の席上、北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官は「われわれは核兵器を保有していない」と言い出した。

 驚いた米首席代表のケリー国務次官補(当時)が、「しかし、あなたの隣に座る李根外務省米州局副局長(当時)は(03年4月の)米中朝3カ国協議で、『核兵器を保有している』と言ったではないか」とただした。金次官は「ああ、それは単なる戦術だ」と平然と言い放ったという。

 ストラウブ氏は「開いた口がふさがらなかった」と振り返るとともに、「当たり前のようにうそをつくだけでなく、うそをついたことを当たり前のように認める国をわれわれは相手にしなければならなかった」と述べ、北朝鮮との交渉の難しさを披露した。

(10/25 08:40)

北朝鮮に関しては、米国が民主党なら儲けもの、という程度の感覚でいると思われます。


管理人より
Posted by at 2007年01月02日 09:03
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