2016年11月20日

2016年11月20日のメモ

最近のニュースをいくつか。

2016年11月12日 トランプ陣営の防衛問題上級顧問、アレックス・グレイ氏 米国政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)のインタビュー「オバマ政権は、アジアに『リバランス』(再均衡)といった政策を掲げたが、現実には空軍や海軍の戦力を削減してきた。中国にも東・南シナ海での無法な拡張に抗議はしても、硬軟両方の姿勢をとってきた。結果、日本や韓国など長年の同盟諸国からの信頼を失い始めた」「トランプ氏は、中国に対して十分な抑止力の効く軍事増強を果たす。レーガン政権以来の大規模な軍事力強化を図る。特に、南シナ海には中国を圧倒する海軍力を配備し、『力の立場』から断固として交渉する。平和で自由な国際秩序を乱す行動は、一切自粛するように強く求める」

2016年11月13日 トランプ氏、日本核保有容認「言っていない」

2016年11月14日 マイケル・フリン元DIA(国防情報局)局長は、民進党の長島昭久元防衛副大臣との会談
 「日本は『中国が脅威だ』とか『北朝鮮が脅威だ』とか言っているわりには20年間ほとんど防衛費(国内総生産=GDP=の1%程度)が変わっていない。ちょっと、おかしいのではないか」 トランプ政権の「国防長官候補」「国家安全保障担当補佐官候補」

2016年11月16日 トランプ政権の国務長官候補に挙がっているジョン・ボルトン元国連大使
対北朝鮮先制打撃論に関し「北朝鮮問題において武力の使用は絶対にない」ワシントンで韓国国会北東アジア平和協力議員外交団に会った席「先制打撃の可能性はゼロ」「これによって韓国がいかに多くの代価を支払うことになるかはよく知っている」「私はソウルを何度か訪問し、非武装地帯にも行ったため、軍事的行動が韓国に及ぼす影響をよく知っている。韓国人は絶対に軍事的行動に同意しないため不可能だ」「北朝鮮の核・ミサイルのため北朝鮮の核問題が(米国内で)最優先順位に、最も懸念する問題に浮上している」トランプ政権発足後の朝米対話の可能性については「個人的にそこに座るつもりはない。対話する考えはない」

2016年11月18日 米中当局が「北朝鮮の核開発を支援」「国際制裁の回避努力を支援」などの疑いで、中国遼寧省丹東市の「鴻祥実業発展」(以下、鴻祥)と、女性創業者の馬暁紅会長ら幹部を捜査中。北朝鮮利権を長期にわたり掌握してきた江沢民派と人民解放軍の北部戦区(旧瀋陽軍区)の後押しがあった可能性は高い。中国の核ミサイル戦力が飛躍的に強化されたのは、クリントン大統領時代の1990年代だった。クリントン政権の中枢は、「中国の軍拡政策に反対すべきではない」との考えで、軍事目的に転用できるハイテク技術の売却にも積極的だったとされる。北朝鮮が核兵器用の濃縮ウランの秘密生産を開始し、テポドン1号を発射させたのもクリントン時代だった。北朝鮮による核・ミサイル開発の脅威が増すなか、江派は目下、米国にとっても“粛清”の対象なのか?

2016年11月18日 トランプ氏は投票直前、米軍の戦力を陸、海、空で増強し、最新のミサイル防衛システムを開発することが必要だと指摘し、大統領就任後に「米軍の大増強」に着手する考えを明らかに。 具体的には、(1)陸軍を49万人から54万人に増強(2)海兵隊を18万人から20万人に(3)空軍戦闘機を1113機から1200機(4)海軍を272隻体制から350隻体制
拓殖大学客員教授の潮匡人氏「トランプ政権は『米軍増強』の方向に向かうはずだ」「オバマ政権は『リバランス』の名の下、総額的には『軍縮』の方向に進んできたが、トランプ氏は(中国の軍事的覇権などを見て)『軍事費を総額で上げる』と主張し、日本を含む同盟国に『応分の負担』を求めている。NATO(北大西洋条約機構)は加盟国にGDP比2%の軍事費を義務付けており、日本も同様の要求をされる可能性がある。自衛隊には『盾』の機能しかない以上、必要な『負担増』『役割増』は認めざるを得ないだろう。米国内には『日本は金を出すだけでリスクを背負わない』という不満が強い。日本人は覚悟を求められるのではないか」



ということで、トランプ政権は軍備増強、北への先制攻撃なし、日本の負担増を要求、といったところが基本方針になりそう。
問題は北の核とミサイル開発をどう押さえ込むか、レッドラインをどのように設定するのか、ということになるけれど、そのあたりのことはまだ見えない。
核ミサイルが米国本土到達か、潜水艦による攻撃が可能になるか、テロリストへの核兵器譲渡・拡散か、そうなるまで許容するのか、その前に実力行使に出るのか、それとも日本に核を展開するのか。
あれこれ推測しても無駄な努力となるので、時が来るのを待つしかない。
posted by     at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | memoire | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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